ウサギの下痢

原因

良く見られる原因

特徴

下痢以外の症状

人に感染

ウイルス感染

ウサギロタウイルス

4〜6週齢のウサギで、激しい下痢と脱水を起こす。
成体の個体では、食欲不振のみ。
治療法は無し。

脱水症状
食欲不振

しない

ウサギコロナウイルス

経口感染、経気道感染。
治療法は無し。

・胸水症タイプ:発熱、貧血、蛋白性胸水
・心筋症タイプ
・下痢症タイプ
以上の3タイプに分かれる。

しない

細菌感染

大腸菌

腸内常在菌。
ウサギでは、常在菌ではないとの文献もある。
O-157など病原性の大腸菌も多種存在する。

元気が無い

食欲不振

体重減少

脱水症状

背中を丸めて蹲っている

異臭のする便(血便)

直腸脱

腸重積

出血性腸炎(貧血・血便)

腹膜炎

毛艶が悪くなる

する

クロストリジウム

いわゆる悪玉の大腸菌と呼ばれるもの。
普通に腸内にいるが居てほしくない菌。居ないほうが良い菌。
検便で見つかると増殖中と判断する。(要治療)
不衛生な環境に多く見られる

する

サルモネラ

する

カンピロバクター

する

クロストリジウム
Clostridium piliforme

上述のクロストリジウム属は一般の悪玉大腸菌。
それらと別に、病原性が強く感染性の強いもの。
Clostridium  piliformeによるティザー病

する

真菌感染

カンジタ

多くの動物に感染する。動物の体の俵面に常在する真菌。
動物より人のほうが多く見られる。日和見感染が多い。

粘膜感染の場合、発赤
紅斑、びらん、化膿、
痂皮を形成する。
深在せいで進行した場合、痛み、吐血、下血が見られることもある。

する

接合菌類 ムーコル目
Absidia,Mucor,
Rhizopus,Rhizomucor属
(ムーコル病)

多くの動物に感染が見られるが、症例は珍しい。
どこにでも居る真菌のひとつで日和見感染
(動物の免疫力が落ちたときに感染発症すること)をする。

感染部位に肉芽腫性病変をつくる。元気消失体力消耗。

する

線虫感染

ウサギ蟯虫

感染子中卵を経口摂取で感染が成立する。
寄生部位は、盲腸が主でたまに大腸。

特になし。下痢もごくたまに。

しない

原虫感染

赤痢アメーバー

Entamoeba histolytica
栄養体(活動中の個体)は、簡単な消毒薬
(薬用石鹸や消毒用アルコールなど)により簡単に死滅する。
しかし、シスト(休眠中の個体)は抵抗力が強く消毒薬に強い。
熱湯消毒が良い。

血便

する

コクシジウム

ウサギに寄生するコクシジウムは宿主特異性が強く
他の動物に感染することは無い。
幼若個体もウサギで致死的な下痢を起こすことがあるが、
成熟個体では無症状。
腸内微生物の構成員の一員であるとする考えが高まってきている。

Eimeria stiedai(肝コクシジウム)の寄生による肝機能障害

腹水

黄疸

発育不良

しない

トキソプラズマ

ほとんどの哺乳類や鳥類に感染する。
一度汚染されると環境の清浄化が難しい。
市販の消毒薬ではほぼ無理。常温常湿で約二年生存。
4℃では、約四年生存。
人の胎盤感染による先天性脳・神経障害が重大な問題

発熱・発咳
・食欲不振・衰弱・嘔吐
・呼吸困難
・運動失調

する
(胎盤感染による先天性トキソプラズマ症)